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2025をつくる人たち

為末ためすえ だいさん

元陸上競技選手・Deportare Partners代表

為末 大(元陸上競技選手・Deportare Partners代表) | 溢れる好奇心。走る哲学者が探求する“人間らしさ”

2025.06.02

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世界陸上における日本選手初のトラック種目メダリスト。
エドモントン2001、ヘルシンキ2005と400mハードルで2度、銅メダルを獲得したのが為末だ。
「どこまで速くなれるか」という現役時代の探求心は、引退後「人間らしさとは何か」という問いへと転換した。
スポーツが持つ教育的価値から、AI時代における人間の可能性まで—。
「今できないことと、この先もできないことは一致しない」という思想を軸に、競技の枠を超えて社会と向き合う為末のビジョンを紐解く。

特権意識の解体
苦労した社会への「最適化」

―為末さんはエドモントン2001、ヘルシンキ2005の世界陸上で銅メダルを獲得しています。どのような準備が成功につながったと感じますか?

為末 当時は日本の陸上選手が世界に出て行こうという機運が高まっていた時代で、私もその中の一人でした。3月からシーズンが始まり、ヨーロッパで試合を重ねて、6月には国内の選手権があり、世界陸上に臨む。そういう世界のスケジュールに乗り始めたことが大きかったと思います。

―レースでの走りはどうだったのでしょうか?

為末 特にエドモントン2001大会のレースは、日本記録も更新しましたし、非常によく走れたと思います。ヘルシンキ2005大会は、予選を8位で通過しました。運良く雨が降ったりして、偶然がけっこう重なった感じもします。今の基本的な考え方からすれば、新しいトレーニング方法も分かってきて、もう少しできたかなという思いはありますけど、当時ではベストのレースをできたとは思いますね。

世界陸上で2度の銅メダル獲得。
日本陸上界の歴史を変えてみせた

―世界陸上での結果や経験がその後のキャリアにどのような影響を及ぼしたと考えますか?

為末 世界陸上でメダルを取っていないと、こうした取材でお話できないので、それは非常にありがたいですよね(笑)。他に良かった点としては、いろいろな雑念を捨てて、パフォーマンスを発揮することを瞬間的に体験できたことです。一方でデメリットは、競技に思い切りフォーカスして、そこに自分が最適化されると、実社会においては少し特異な存在になるんです。私たちは非常にコンペティティブで、極端に向上心が強い世界にいたので、「無駄なことをやりたくない」「やるからには全力を出したい」という気持ちが湧いてくる。これは実社会で軋轢を起こしやすくなりますよね。あとは特権意識みたいなものがどうしても芽生える。こうした意識の解体に私は一番苦労しました。

―自分自身を社会に適応させていくために、どのような工夫をされたのですか?

為末 社会と向き合う中で、環境の問題か自分の問題かを考えるようになりました。最初は環境のせいかと思っていましたが、うまくいかないことが続くと、自分に問題があると気づく。ただ、それは悪いことばかりでもなくて、似た感覚を持つ人たちとの出会いにもつながりました。起業家の方に多かったんですけど、彼らも妥協せずに価値を生み出そうとする姿勢を持っているんです。それが分かったのは良かったかもしれません。

競技の世界と実社会のギャップに戸惑うことも多く、
適応するのに苦労した

 

「今できないこと」は「この先もできないこと」ではない

―幼少期はどのようなお子さんでしたか?

為末 よく友達と遊んでいたし、少しガキ大将のような存在だったかもしれません。本も好きで、『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』など、冒険物をよく読んでいました。あとは『シャーロック・ホームズ』シリーズとかですね。

―陸上競技との出会いは?

為末 小学校3年生のときに地元の陸上クラブに入りました。母が運動をさせたかったみたいで、最初は水泳や体操、空手もやっていましたね。でも型にハマったものが苦手で(笑)。足が速かったこともあり、母に連れられて行った陸上クラブがとても楽しかった。姉が先に入っていたのもきっかけの一つですね。

少しガキ大将だった?幼少期
※下写真:黄色いユニフォームが為末さん

―競技を始めた頃からどのようなマインドで取り組んでいましたか?

為末 最初は褒められるのが嬉しくて、人気者になりたいという気持ちでした。ただ次第に、どこまで速くなれるのかという好奇心に変わっていきましたね。工夫してトレーニングをすると速くなる。いろいろと考えながらやっていくプロセスが面白かったです。もちろんうまくいかないときもありましたが、それでも「もう一発あるんじゃないか」「もっと伸びるんじゃないか」と思ってやっていましたね。

―タイムが伸び悩んだときは、どう乗り越えていったのでしょうか?

為末 こつこつと基礎を固めたり、違うやり方を試してみたりと、工夫して乗り越えようとしていました。頭の中に「何かの理由で今は止まっているけど、そこを取り外せばもう少し伸びるんじゃないか」という考えが常にあって、それに希望を見出していた感じです。

中学生のときに全国大会で優勝。
この頃から、工夫して速くなるプロセスを楽しんでいた

―自分の可能性をなぜそこまで信じ切れたのでしょうか?

為末 生来の性質も多少はあると思いますよ。昔から物事に向かうとき「もっといけるんじゃないか」と考える癖があった。あとは体験ですね。中学生のときに全国で一番になったことで、「今できないと思っていることは、今の条件下でそう見えているだけで、先にいけば違うんじゃないか」と確信を持つことができたんです。「今できないこと」と「この先もできないこと」というのが一致しなくなった。そういう信念を持てたことが大きかったと思います。

「今できないこと」は「この先もできないこと」ではない。
自身の経験から得た信念だ

 

日本に欠けている「楽しむスポーツ」を支える仕組み

―引退後は陸上競技の普及にも力を入れていらっしゃいます。

為末 もっと多くの人に「陸上っていいな」と思ってもらいたくて活動しています。現役時代はストリート陸上などもやっていましたが、引退後は「楽しめる陸上」をどうつくるかを考えるようになりました。競技人生の終盤で、トップから徐々に離されていく状況になって見えた風景は、すべての道がトップ選手に向かうシステムになっているということ。でもそれは限られた選手の世界なんですよね。だからトップ選手になることだけを目指すのではなく、途中でやめる人たちも楽しめるようにしたいと考えています。今は、小学校の体育の授業でハードルを教える活動も行っているのですが、実はハードルなんて跳びたくない子供がほとんどなんです。しかも人に見られたくない。そういう子たちがどうしたら楽しく取り組めるかを工夫しています。

―どのような工夫をされているのでしょうか?

為末 運動が苦手な子にとって、みんなの前で何かをやらされるのはとてもつらいことなんです。だから、どうやってクラスの「目」を分散させるかが大事になります。それぞれが自分のことに集中して、他人を見ていない状況を作る。それを意識してきました。結果的に、ハードルの技術を教えるというよりも、「どうやって苦手な子が取り組めるか」を考えてきた感じです。

意識したのは、苦手な子でも取り組みやすい環境づくり
(写真は為末さんのハードル初挑戦と思しき様子)

―日本のスポーツ界について、改善すべき点はどう考えていますか?

為末 まず素晴らしい点は、日本はどこにいても才能さえあれば発掘され、成長の機会があるということ。これは世界的に見ても稀です。海外だと競技環境がなかったり、スポーツの才能があることに気づかれないままのこともある。日本は体育の授業があるし、小中学校の大会でも活躍すると注目される。才能を見つけるシステムがきちんとできているんです。才能発掘システムとしては世界一かもしれません。その上で、低コストでオリンピック選手を輩出している国だと思います。学校の先生の負担は大きいものの、部活動のシステムもよくできている。
一方で、課題は「エンタメ性」と「楽しむスポーツ」のつくり方です。補助金に依存しがちな運営は内向きな安定志向になりがちで、外に向けた発展性に乏しい。ヒトの「楽しい」を想像して、創造していく。その動きの先にスポンサーシップや自主財源の確保といった、一緒に「楽しい」を創る仲間探しが生まれるんです。そういったベクトルへ変えていく必要があると思います。
それから、18歳を過ぎるとスポーツから離れる人が一気に増えます。18歳まではみんなスポーツをやって、その中で優れた人がトップに上がっていくのが、日本がつくったシステム。そこからこぼれた人たちが楽しくスポーツをやることを支える構造がないんです。「楽しむ側」の支援が極端に弱い。その点、ヨーロッパにおいては引退がないんですよね。いくつになってもスポーツに取り組める環境がそこかしこにあるんです。日本にも30代、40代が新たなスポーツでも気軽に始められる仕組みが必要かなと思います。

「楽しむ側の支援が弱い」
課題は気軽なスポーツとのタッチポイントが乏しいこと

2024年4月には「パン食い競争」公式大会を
木村屋總本店と共同開催。
独自の切り口でタッチポイントを創る

 

「非認知能力」を育むスポーツ経験

―『スポーツは人生に必要ですか?』という著書では、慶応義塾高校の野球部監督として甲子園で優勝した森林貴彦さんと対談されていました。スポーツで学べることはどのようなものだと考えていますか?

為末 最近の教育界では「認知能力」と「非認知能力」というものがよく言われています。認知能力は測定可能なもので、これは学校の中で学べること。一方で非認知能力は、何かをやり抜く力や、人と協調する力、仲直りする力などですね。これを高める手段としては、スポーツは非常に良いツールです。世界的な研究でも、生涯賃金に影響を与える非認知能力を高める要因として、「スポーツ経験」と「リーダーシップ経験」が挙げられています。うまくいかない経験や、目的が違う仲間をまとめる経験などは、特にチーム競技で養えるものだと思います。
ただし、スポーツは体力的な影響が大きいため、合う人と合わない人がいます。それなのに「スポーツは教育的だから」と、合わない人にまで強引に押し付けてしまう文化があるのも事実です。だから、スポーツを楽しみたい人と、教育として活用する人、そのバランスをうまくとる必要があると考えています。

―為末さんご自身は、スポーツを通じてどのようなことを学ばれたと感じますか?

為末 まずは「努力を絞り込む力」ですね。どこに力を注げば良いか、無駄な努力を避ける努力の配分の仕方を学んだと思います。そしてもう一つはシンプルですけど、「何かに集中する力」はスポーツを通じて得ることができましたね。

森林貴彦さんとの対談では、
人生におけるスポーツの価値について語り合った

―森林さんとの対談で、印象に残っていることはありますか?

為末 森林さんは選手本人に直接ではなく、大学生コーチたちを通して指導しているんです。慶応の特徴ですけど、大学生コーチが高校生と話して、その報告を聞いた森林さんがどうするかを話す。後方支援のようなスタイルで、マネジメントに近い感覚です。それがすごく学びになりましたし、「令和型の指導」だと感じましたね。

―監督が指導するのではなく、学生たちに自分で考えさせるというスタイルですね。

為末 そうですね。意見を言わせたり、自ら考えさせたりする。今の教育では探究学習が重視されていますが、一番難しいのは「本当に探究したいほどの情熱を持てるテーマを見つけること」なんです。スポーツやアートでも何でもいいんですけど、子供たちが夢中になれるものがあれば、そこから探究学習に自然と入っていけるんです。

情熱を注げる対象を見つけられるか

 

AI時代の最後の聖域は「人間らしさ」

―『為末大学』というメディアでは「人間らしさの探求」を掲げていますが、ご自身にとって「人間らしさ」とは何でしょうか?

為末 もともとは「人間を理解して、人間の可能性を拓く」ことを活動の軸にしていましたが、ChatGPTなどAIの進化によって「人間とは何か」から「人間らしさとは何か」へと問いが変わった気がします。これからは何かが他者より優れていること、卓越しているということがあいまいになっていくんじゃないかと感じます。例えば、歌が苦手な人でも補正を入れることでうまく聴こえる。だから「味がある歌い方」しか評価することがなくなる世界・・・というイメージです。
私たちは動物的なプリミティブな部分と、知的な部分を持っていますが、その知的な部分はAIに代替され始めている。だから間に挟まれた「人間らしさ」と呼べる領域こそが最後の聖域になるんじゃないかと思っているんです。
私はAIが発展しても、人間同士の価値や、人間にしかできないことは残ると信じています。「人間にしかできないこと」と言うと、つい機能面に意識が向いてしまう気がしますが、そうではなくて。問いを立てること、探求すること、意味がないことでも大事だと思える感覚などが人間らしさなのかなと思っています。

『為末大学』では「人間らしさの探求」を軸に
アスリートととも掘り下げていく

―今後、為末さん自身が力を入れていきたい取り組みがあれば教えてください。

為末 為末大学を通じて、「人間の学びとは何か」を探究していきたいです。人は生涯にわたって学び続けられると思っているので、それがどういう仕組みになっていて、どう設計できるかに興味があります。もう一つは、雑多で多様な人同士の交流によって生み出される価値にも関心があります。引退後にシェアオフィスを運営して、すごく楽しかったんですよね。性別、国籍、障がいの有無などに関係なく、いろいろな人が出会って、そこから新しいものが生まれる場を創っていきたいです。

―本当に人が好きで、人に関心を持っていらっしゃるのが伝わってきます。

為末 そうですね。あとは社会や人間の認知にも関心があります。例えば、なぜ人は「苦しい」と思うのか、世界をどう捉えているのか。そういう根源的な問いに強い興味があります。スポーツの世界の学びのプロセスは大きく分けると二つある。一つは繰り返すことによってできるようになる「構築的な学び」。もう一つは、信じていた前提が崩れ、見方が変わる「破壊的な学び」です。後者は衝撃的な体験や、多様な人々との関わりで常識が崩れることによって引き起こされます。私は特にこの「破壊的な学び」を社会の中で提供できないかと思っています。

「破壊の提供」
常識を、崩せ

 

世界陸上とデフリンピックが紡ぐ新たな可能性

―9月には東京2025世界陸上が開催されます。注目している選手はいますか?

為末 今の日本選手は、私たちの時代よりもずっと世界に近いレベルにあります。泉谷駿介選手のように、ハードルと走幅跳という世界的にも珍しい組み合わせに挑戦している選手もいて、とても楽しみです。他にもやり投の北口榛花選手、3000m障害物の三浦龍司選手らタレントが豊富です。また、個人的には東南アジアなど新興国の選手が活躍することに魅力を感じるんです。例えば、インドネシアのラルムハンマド・ゾーリ選手は、砂浜を裸足で走っていたところをスカウトされて、世界大会まで進んだというストーリーがあります。全てが計画通りにいかない、“まさか”があるスポーツが私は好きですね。

“まさか”を見せてくれる筆頭株が、
泉谷俊介かもしれない

―東京2025世界陸上や、11月に開催される東京2025デフリンピックで期待していることがあったら教えてください。

為末 東京2020オリンピック・パラリンピックは、不完全燃焼だった側面もあると思うので、「世界中から人が来る」という観点では、東京での体験を面白がる空気が加速するといいなと感じます。デフリンピックは非常に深遠な世界で、興味深いイベントです。聴覚に制限がある方々の世界に触れることは、私たちにとって大きな気づきをもたらすと思うんです。それが世の中に広がるといい。例えば、デフの方が「うるさい」と感じるとき、それは文字情報が視界に多すぎる状態や、関心のある言葉がたくさん含まれているときだそうです。我々が感じる「うるさい」と、本質的には同じなのかもしれませんが、その違いを知ることで、人間の感覚についての理解が深まると感じますね。

―では最後に、東京2025世界陸上と東京2025デフリンピックを楽しみにしているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。

為末 ぜひ、両大会とも会場で観戦してほしいです。多くの観客の中でこそ、選手のパフォーマンスも引き立ちます。世界陸上は元々、モスクワ1980オリンピックの際に、国の対立によって出場できなくなることをなくそう、という崇高な理念からスタートしています。冷戦が終わったあとは形骸化した部分もあったんですけど、ここにきてその意義が高まっていると思うんですね。国別対抗ではなく個人を称える大会として、非常に大事なメッセージになるんじゃないかと思っています。
デフリンピックについても、これを機に“デフ”の世界に触れてほしい。特にスポーツという身体性が前面に出る場で、彼らがどのように情報を取得し、どんなふうにコミュニケーションを取っているかを見ることは、非常に深い示唆に富んでいます。スポーツを通して、彼らがどのように世界を捉えているのかを知ることは、我々の理解を広げてくれるはずです。手話などの文化も含めて、関心を持ってもらえたら嬉しいです。

為末 大(ためすえ・だい)/1978年 広島県生まれ
元陸上競技選手・Deportare Partners代表

中学時代より陸上選手として目覚ましい活躍を見せる。男子100mから400mを経て400mHに転向。スプリント種目の世界大会では、日本人として初めてメダルを獲得し、オリンピックはシドニー、アテネ、北京の3大会に出場。
現在はスポーツ事業を行うほか、アスリートとしての学びをまとめた近著『熟達論:人はいつまでも学び、成長できる』を通じて、人間の熟達について探求する。
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事、国連ユニタール(国連訓練調査研究所)親善大使。『走る哲学』(扶桑社)、『諦める力』(プレジデント社)、『Winning Alone 自己理解のパフォーマンス論』(プレジデント社)、『為末メソッド 自分をコントロールする100の技術』(日本図書センター)など著書多数。

X:@daijapan
IG:daijapan
note:https://note.com/daitamesue

〈為末大学 Tamesue Academy〉
YT:https://www.youtube.com/c/TamesueAcademy
IG:tamesue_academy

〈Deportare Partners〉
Web:https://www.deportarepartners.tokyo/

text by Moritaka Ohashi
photographs by 椋尾 詩

共同制作:公益財団法人東京2025世界陸上財団

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