HERO for Kids:ヒーローずかん

2025.08.01

ハードルの歴史れきしりかえる!

村竹むらたけ ラシッド選手陸上競技りくじょうきょうぎ 110mハードル

オリンピックで5位になったよ!

こんにちは!陸上競技りくじょうきょうぎの110mハードルをしている村竹むらたけラシッドです。パリ2024オリンピックでは、日本選手で初めてこの種目の決勝けっしょうに進んで、5位になりました!

最初はすごく緊張きんちょうしていて、「本当にこれから走れるのかな?」と思ったくらい。すごくしずんだ気持ちになっていて、「他の選手もギスギスしているんだろうな」と思っていたら・・・全然そんなことなかったんです。それで緊張きんちょうがほぐれたのと、応援おうえんに来てくれたお母さんから「顔がこわいぞ! もっと楽しんで!」って言われて。「よし、思いきり楽しもう」ってえられたんです。

ハードルを選んだわけ

(写真:村竹むらたけ選手提供ていきょう)

ぼくが陸上りくじょうを始めたのは小学5年生のときです。「足が速いからやってみない?」って先生に言われて、やってみたらすごく楽しくて。100mやはしり幅跳はばとびもしていましたが、ハードルをしっかり教えてもらう機会があって、実際にやってみたらハマってしまったんです。「走ることもできる、ぶこともできる」ハードルにひかれて、「ここでがんばってみよう」と思ったんです!

こだわるのが好き!

ハードルは、スタートから7歩~8歩でトップスピードに持っていくことや、バーをぶときに姿勢しせいをくずさないこと、ハードルかんをどれだけ速く走れるか、たくさん考えることがあります。ぼくは、そういう細かいところをじっくり考えて練習するのが大好きなんです。これでもかっていうくらい考えて、技をみがいていくのがとても楽しいんです。

でも実は、ハードルをんでいるとき、ちょっとだけ休めるんですよ。その瞬間しゅんかんは、顔もそんなに力んでいないと思います(笑)。

(写真:村竹むらたけ選手提供ていきょう)

二つの大きな経験けいけん

ぼくにはわすれられないできごとが二つあります。一つめは高校2年生のとき、大きなけがで動けなくなって、4か月くらい走れなかったこと。でも先生が「まだ時間はある。あせらなくていいんだよ」と言ってくれて、一緒にリハビリをがんばってくれたことで立ち直れました。二つめは、日本選手権にほんせんしゅけんでフライングで失格しっかくになったこと。本当にくやしくて、時間がかかったけど、「このまま終わるわけにはいかない」となんとか思えるようになって。今度こそ!と、もう一度がんばる気持ちになれたんです。これらの経験けいけんは、ぼくを大きく成長させてくれました!

普段ふだんのぼくは?

小さいころは負けずぎらいで、ゲームで負けるとすぐ泣いたり、先生に怒られたりしていました(笑)。でも今は、できるだけ人とは丁寧ていねいにしようって心がけています。「ほんとかよ」って思う人はいるかもしれないですが(笑)。

それと、ポケモンや漫画まんがが大好き!全種類ぜんしゅるいのポケモンや通常の色とはちがうレアな個体こたいを集めたり。漫画まんがでは『葬送そうそうのフリーレン』がすごく好きです。好きになると、とことんハマってしまう性格せいかくなんですよね。

みんなへのメッセージ

東京2025世界陸上せかいりくじょうでの目標はもちろんメダルを取ること! 日本の男子短距離たんきょりではこれまで3位が最高なので、それをえたいです。

それに海外のトップ選手たちの走りを、会場でもテレビでも見てほしい! すごいスピードや技を目の前で見て、「陸上りくじょうっておもしろい!」って感じてほしいです。

みんなに楽しんでもらえるようにぼくもがんばるので、楽しみにしていてください!応援おうえんよろしくお願いします!