HERO for Kids:ヒーローずかん

2025.08.01

みんなが応援おうえんしたくなるようなチームへ!

長谷山はせやま 優美ゆうみ選手|デフバレーボール

初めてのバレーボール

こんにちは!デフバレーボールをしている長谷山はせやま優美ゆうみです。わたしは中学1年生のときに、先輩せんぱいさそわれてバレー部に入りました。最初は野球やきゅうをやりたかったけど、体を動かすのが好きだったので、バレーもすぐに好きになりました。練習はとてもきびしかったけど、「ライバルに負けたくない!」という気持ちで、がんばって続けてきました。

長谷山 優美選手の写真

バレーボールを持って立っている長谷山選手

15さいで日本代表に!

(写真:長谷山はせやま選手提供ていきょう)

中学3年生のときに参加したJOCジュニアオリンピックの選考会で、まわりの選手のレベルの高さにおどろいて、「わたしももっと上手くなりたい!」という気持ちが強くなりました。そうして練習に励んでいるときに日本代表の合宿に呼んでもらって、15歳で代表入りすることができたんです。

日本代表では月に1~2回の合宿があって、全国から集まったメンバーといっしょに練習しています。チームではいつも目を合わせて、手話しゅわやジェスチャーでしっかりとコミュニケーションをとりながら、「わからないままにしない、わかるまで話す」ことを大事にしています。

チームで力を合わせて

今の日本代表は、「速い攻撃こうげきスタイル」が武器ぶきのチームです。その中でわたしはミドルブロッカーという、守備しゅびでは相手の攻撃こうげきにブロックに入ったり、攻撃こうげきではたくさん動いて相手チームをまどわすポジションです。

みんながそれぞれに持ち味を生かしながら活躍かつやくしていますが、わたしがとくに注目してほしいのは、パワフルなスパイクがすごい梅本うめもと沙也華さやか選手、そして自在にトスを上げていろいろな攻撃をつくる、セッターの中田なかた美緒みお選手です!

めざすは東京での金メダル!

サムスン2017大会では、チーム全体が1点ごとに大さわぎになるくらい、応援おうえんがすごかったのを覚えています。あのときの「会場がひとつになる」感じを、東京でもう一度味わいたいです! カシアス・ド・スル2021大会では、コロナの影響えいきょうで途中で出場をあきらめなければいけませんでした。だからこそ、東京2025デフリンピックでは金メダルを目指して、日々の練習をがんばっています!

最後までやりとおす!

わたしは普段ふだん、絵をかくことや、手作りで小物をつくるのも大好きです! チームのためにお守りをつくったり、友だちの結婚式けっこんしき似顔絵にがおえをプレゼントしたりもしました。中途半端で終わるのがイヤで納得するまで描き直す性格なので、結果、朝になって寝不足になる・・・なんてこともたびたびあります(笑)。何ごとも最後までやりとおすことが長所ちょうしょだと思っています。
お休みにはストレス発散に旅行にも行きますし、バイクに乗るのも楽しみのひとつです。

(写真:長谷山はせやま選手提供ていきょう)

みんなへのメッセージ

デフリンピックのことを、まだ知らない人も多いかもしれません。この機会に、きこえない選手たちがものすごく熱いおもいをもってのぞむ大会があることを、ぜひみんなに知ってもらいたいです。

金メダルを目指してチーム一丸でがんばるので、最高の応援おうえんを届けてくれたらうれしいです!