初めてのバレーボール
こんにちは!デフバレーボールをしている長谷山優美です。わたしは中学1年生のときに、先輩に誘われてバレー部に入りました。最初は野球をやりたかったけど、体を動かすのが好きだったので、バレーもすぐに好きになりました。練習はとてもきびしかったけど、「ライバルに負けたくない!」という気持ちで、がんばって続けてきました。
15歳で日本代表に!

中学3年生のときに参加したJOCジュニアオリンピックの選考会で、まわりの選手のレベルの高さにおどろいて、「わたしももっと上手くなりたい!」という気持ちが強くなりました。そうして練習に励んでいるときに日本代表の合宿に呼んでもらって、15歳で代表入りすることができたんです。
日本代表では月に1~2回の合宿があって、全国から集まったメンバーといっしょに練習しています。チームではいつも目を合わせて、手話やジェスチャーでしっかりとコミュニケーションをとりながら、「わからないままにしない、わかるまで話す」ことを大事にしています。
チームで力を合わせて
今の日本代表は、「速い攻撃スタイル」が武器のチームです。その中でわたしはミドルブロッカーという、守備では相手の攻撃にブロックに入ったり、攻撃ではたくさん動いて相手チームをまどわすポジションです。
みんながそれぞれに持ち味を生かしながら活躍していますが、わたしがとくに注目してほしいのは、パワフルなスパイクがすごい梅本沙也華選手、そして自在にトスを上げていろいろな攻撃をつくる、セッターの中田美緒選手です!
めざすは東京での金メダル!
サムスン2017大会では、チーム全体が1点ごとに大さわぎになるくらい、応援がすごかったのを覚えています。あのときの「会場がひとつになる」感じを、東京でもう一度味わいたいです! カシアス・ド・スル2021大会では、コロナの影響で途中で出場をあきらめなければいけませんでした。だからこそ、東京2025デフリンピックでは金メダルを目指して、日々の練習をがんばっています!
最後までやりとおす!
わたしは普段、絵をかくことや、手作りで小物をつくるのも大好きです! チームのためにお守りをつくったり、友だちの結婚式で似顔絵をプレゼントしたりもしました。中途半端で終わるのがイヤで納得するまで描き直す性格なので、結果、朝になって寝不足になる・・・なんてこともたびたびあります(笑)。何ごとも最後までやりとおすことが長所だと思っています。
お休みにはストレス発散に旅行にも行きますし、バイクに乗るのも楽しみのひとつです。
みんなへのメッセージ
デフリンピックのことを、まだ知らない人も多いかもしれません。この機会に、きこえない選手たちがものすごく熱い想いをもって臨む大会があることを、ぜひみんなに知ってもらいたいです。
金メダルを目指してチーム一丸でがんばるので、最高の応援を届けてくれたらうれしいです!