HERO for Kids:ヒーローずかん

2025.08.22

世界を目指す挑戦ちょうせん、次のステージへ!

落合おちあい こう選手陸上競技りくじょうきょうぎ 800m

中学生のときに出会った「ぼくの道」

こんにちは、落合おちあいこうです。ぼくは今、大学生で陸上りくじょうの800mをがんばっているランナーです。小学生のときからトライアスロンをしていて、長い距離きょりも短い距離きょりも、どちらも走るのが好きでした。その中で、中学の先生から「持ち味を生かせるのは800mじゃないか」と言われて、そこから本気で取り組むようになったんです。

日本記録を出したインターハイ

高校3年生のとき、インターハイで1分44秒80という日本新記録にほんしんきろくを出しました。その前の大きな大会では思うように走れなくて、すごくくやしい思いをしたんです。くやしさも大きく、本当に疲れてしまったので、1~2週間ほど走るのをやめて休んだくらいでした。だけど、「どうしても2連覇れんぱをしたい!」という想いがあって、気持ちを切りかえてがんばったんです。まさか日本記録にほんきろくが出るなんて、自分でもびっくりでした。

駒澤大学こまざわだいがくでの新しいスタート

高校を卒業して、駅伝えきでんでも有名な駒澤大学こまざわだいがくに入りました。でもぼくは、駅伝えきでんではなく800mに集中しています。この大学の大八木おおやぎ弘明ひろあき総監督そうかんとくが始めた「Ggoat(ジーゴート)」というプロジェクトに入って、一人でメニューをこなしながら、もっと強くなれるように日々練習しています。

©Shunsuke Mizukami

世界を目指してがんばる日々

©Shunsuke Mizukami

大学では、世界を目指して走り続けています。今年の3月にはアメリカで合宿もして、とてもきびしい中でも、仲間の先輩たちと話せてすごく楽しかったです。今は、800mだけでなく1500mでも世界と戦えるようにチャレンジ中。標高ひょうこう1900mくらいの酸素が薄い場所で練習をしたり、スタミナをつけるためにがんばっています。

走ることの楽しさとむずかしさ

800mはトラック2周だけですが、戦略せんりゃくとかけひきがまっているおもしろい距離きょりです。スタートの速さやポジション取りも大事だし、勝ち負けを左右する“本当の山場”は、やっぱりラストスパートです。ぼくは、前に出て引っぱるのが得意なので、そこを見てもらえるとうれしいです。

海外の選手は体が大きくて強いけど、ぼくは自分の体を生かして、自分の走りで勝ちたいと思っています。

みんなへのメッセージ

小さいころのぼくは、水泳やスキー、習字や体操など、たくさんの習いごとをしていて、毎日がパニックみたいでした(笑)。

そんなぼくでも、今は日本のトップランナーとして世界を目指しています。大切なのは「これをやりたい!」って思ったら、あきらめずにやり続けること。がんばったぶんだけ、自分に返ってきます。みんなも、自分の好きなことを大事にしてね。そして、いつかいっしょに走れる日を楽しみにしています!