中学生のときに出会った「ぼくの道」
こんにちは、落合晃です。ぼくは今、大学生で陸上の800mをがんばっているランナーです。小学生のときからトライアスロンをしていて、長い距離も短い距離も、どちらも走るのが好きでした。その中で、中学の先生から「持ち味を生かせるのは800mじゃないか」と言われて、そこから本気で取り組むようになったんです。
日本記録を出したインターハイ
高校3年生のとき、インターハイで1分44秒80という日本新記録を出しました。その前の大きな大会では思うように走れなくて、すごく悔しい思いをしたんです。悔しさも大きく、本当に疲れてしまったので、1~2週間ほど走るのをやめて休んだくらいでした。だけど、「どうしても2連覇をしたい!」という想いがあって、気持ちを切りかえてがんばったんです。まさか日本記録が出るなんて、自分でもびっくりでした。
駒澤大学での新しいスタート
高校を卒業して、駅伝でも有名な駒澤大学に入りました。でもぼくは、駅伝ではなく800mに集中しています。この大学の大八木弘明総監督が始めた「Ggoat(ジーゴート)」というプロジェクトに入って、一人でメニューをこなしながら、もっと強くなれるように日々練習しています。
世界を目指してがんばる日々

大学では、世界を目指して走り続けています。今年の3月にはアメリカで合宿もして、とても厳しい中でも、仲間の先輩たちと話せてすごく楽しかったです。今は、800mだけでなく1500mでも世界と戦えるようにチャレンジ中。標高1900mくらいの酸素が薄い場所で練習をしたり、スタミナをつけるためにがんばっています。
走ることの楽しさとむずかしさ
800mはトラック2周だけですが、戦略とかけひきが詰まっているおもしろい距離です。スタートの速さやポジション取りも大事だし、勝ち負けを左右する“本当の山場”は、やっぱりラストスパートです。ぼくは、前に出て引っぱるのが得意なので、そこを見てもらえるとうれしいです。
海外の選手は体が大きくて強いけど、ぼくは自分の体を生かして、自分の走りで勝ちたいと思っています。
みんなへのメッセージ
小さいころのぼくは、水泳やスキー、習字や体操など、たくさんの習いごとをしていて、毎日がパニックみたいでした(笑)。
そんなぼくでも、今は日本のトップランナーとして世界を目指しています。大切なのは「これをやりたい!」って思ったら、あきらめずにやり続けること。がんばったぶんだけ、自分に返ってきます。みんなも、自分の好きなことを大事にしてね。そして、いつかいっしょに走れる日を楽しみにしています!