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「みるカフェ」オープン! 初お披露目のアンバサダーも登壇しセレモニー開催

2023.11.15

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東京2025デフリンピックまで あと2年!
デジタル技術を活用し みんなが快適にコミュニケーションできる「みるカフェ」開店

東京2025デフリンピックの開会2年前となる2023年11月15日(水)から12日間の期間限定でオープンする「みるカフェ」。
開店前日となる11月14日(火)に、アンバサダーやデフアスリートを招いてオープニングセレモニーを開催しました。

東京2025デフリンピックアンバサダー 川俣郁美さん(左端)、長濱ねるさん(右端)、KIKI(右側モニター)が勢ぞろい

デフリンピックは、障害のあるなしにかかわらず、互いの違いを認め、尊重しあう共生社会づくりに大きく貢献する大会です。
2025年までに少しでも多くの方に、いろんなカベを超えて一緒に大会を楽しんでもらえるように。デジタル技術を使い、きこえる・きこえないに関わらず、誰もが快適にコミュニケーションできる体験をしていただけるよう、新しい文化の発信拠点である原宿に「みるカフェ」をオープンします。

オープニングセレモニーの様子はこちらから

セレモニーの冒頭では、就任発表後から初のお披露目の場となったアンバサダーの川俣郁美さん、長濱ねるさん、KIKIがステージへ!
開催2年前と「みるカフェ」オープンのお祝いとともに、アンバサダーとして一緒に大会を盛り上げていく意気込みを語っていただきました。

流ちょうな手話で挨拶する長濱 ねるさん
ろう者の立場から大会を盛り上げていく 川俣 郁美さん
手話が得意なデジタルヒューマン KIKIも想いを語る

KIKIのCGとは思えない手話でのごあいさつから、「みるカフェ」オープンを記念したテープカットへ。

長濱ねるさんと小池知事は「みるカフェ」で実際に体験できるデジタル技術にトライ!
手話と音声をリアルタイムでテキストに変換し、画面を通して会話ができる『SureTalk』を使って、ろう者のスタッフにコーヒーを注文。

手話がテキスト化されて画面に表示

セレモニーの後半では、デフアスリートとアンバサダーによるトークセッションも開催!
デフリンピック過去大会で見事金メダルに輝いたお二人、山田真樹選手(陸上競技)・小倉涼選手(空手)を招いて、川俣郁美さん・長濱ねるさんとともにいろいろなお話を伺いました。

陸上競技 山田 真樹選手
サムスン2017大会 男子200m・4×100mリレー 金メダル
 
空手 小倉 涼選手
カシアス・ド・スル2022大会 形・組手 金メダル

川俣さんもスタッフとして参加したサムスン2017大会で2つの金メダルを獲得した山田選手は、「まさか本当に取れるなんて思ってもいませんでした。コーナーをいい形で曲がることができ、そのまま最後の直線でなんとか前に出られた。結果、1位になることができ本当にうれしく感動しました。やっぱり、日本代表としてメダルを取れたことが大変うれしかったです」と過去のデフリンピックでの経験を振り返りました。
前回のカシアス・ド・スル2022大会、空手の形・組手2種目で世界の頂点に立った小倉選手は「形では手話で形名を申告します。より迫力を出すように手の動き、スピード、力強さ、様々なことを工夫しています」と日々の練習での取り組みについてご紹介してくれました。

トークの最後には、2年後に迫った東京2025 デフリンピックへの期待、そして大会を契機にどんなことを残していきたいか。川俣さんは「ろう者だから気付けること、見られること、発見できること、感じることがたくさんあるんです。これをみなさんに伝えていくことで、それによって新しいものが生まれていくと思うんです」と話し、「デフリンピックはそのさまざまな気づき、価値観、視点といったものが凝縮されている、大変魅力的な大会だと思います。ぜひみなさんには楽しんでほしいですし、この2025年、そしてこの2年間、さまざまなものを改善していって、結果的に言葉のバリアのないスムーズにコミュニケーションができる環境をつくっていきたい。きこえない人からの気づきも発信して、それを社会に提供して、どんどん2年間で改善できるといいなと信じています」と、ろう者の立場からの発信に意欲を示しました。

イベントの終わりには「みるカフェ」の壁にみんなでサイン!

こちらのサイン お店でみられます☺

いよいよオープンを迎えた「みるカフェ」。

いろんな言葉が、カタチをかえて届けられる場所。
ここで体験するはじめての出来事が、あなたのこれからをちょっと変えるきっかけになるかもしれません…。

みなさんのご来店、お待ちしております!

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■ 実施期間: 2023年11月15日(水)~26日(日)
■ 営業時間: 11:00~20:00
■ 場  所: ECO FARM CAFE 632
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-32-10 ピアザアネックス1F
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「みるカフェ」とは、音声などの言語を文字に変えて“見える”化する技術を活用し、耳がきこえる・きこえないに関わらず、誰もが快適にコミュニケーションできる環境づくり、そしてその体験を通して共生社会への理解を促すことを目的としたコンセプトカフェです。

入店から注文、スタッフとの交流、会計まで、デジタル技術を活用し、きこえないスタッフと円滑なコミュニケーションを図ることができます。
音声またはキーボードで入力した内容を透明ディスプレイ上に表示できる技術や、スマートフォンやタブレット上で音声のテキスト変換、手書き文字の表示が可能な技術、手話をテキストに変換する技術などのデジタル技術を通して、きこえないスタッフを含む店舗スタッフとのコミュニケーションを体験いただけます。

体験できるデジタル技術の詳細はこちらから
https://www.tokyoforward2025.metro.tokyo.lg.jp/news231026/

【TOKYO FORWARD 2025 公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/tokyo_forward_2025_official/

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